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2007/05/17

石川繁先生の詩吟(音声)『春夜洛城聞笛.李白』を聴くと日本語本文


春夜洛城聞笛 李白 


誰家玉笛暗飛聲,

散入春風滿洛城。

此夜曲中聞折柳,

何人不起故園情。
              

 


春夜洛城に笛を聞く       
   

誰が家の玉笛か  暗に聲を飛ばす

散じて春風に入りて  洛城に滿つ

此の夜曲中  折柳を聞く

何人か故園の 情を起こさざらん


小雨の一言:

「春夜洛城聞笛」は李白の郷愁の詩の中で「静夜思」の次に有
名な詩です。

《春夜洛城闻笛》是李白继《静夜思》之后又一首有名的思乡曲。

この詩を作った当時、李白はまだ30代前半、求職中の身でした。

作这首诗时,李白才30岁出头,正在到处寻找工作。


(《静夜思》也是处于同一情况下,在30岁之前的作品。)

もちろん、求めている“職”は“官”でした。

当然李白想找的“工作”是“当官”。

当時、他の職は読書人の目からみると“職”とは言えませんでした。

在「万般皆下品,惟有读书高。」的读书人眼里,“官”才是“职”、

“职”就是“官”。

古代中国で官になるためには“科挙”試験を受けるという道が

ありましたが、なぜか李白はそれを受けずに“官”に成りたがっていました。

在古代要想当官,就要应试“科举”。
但李白不想考“科举”,而想直接当官。


“科挙”試験を軽蔑していたのでしょうか。それとも、自分の

才能は天下一という自負があったのでしょうか。

不知他是看不起“科举”制度呢,还是觉得自己的才能天下第一,

不消一试呢。
……


しかし、世の中はそんなに甘くはありませんでした。

但人世间却并非年轻时的李白想像的那样简单。

世間に認められなかった李白は、その時孤独で、寂しかったに
違いないでしょうね。

怀才不遇的李白当时一定感到一片孤独,一片忧伤。


★(注1)

李白は生涯一度も“官”になった事はありませんでした。

(確かに、西暦742年に玄宗皇帝に招かれて、“翰林供奉”に

なりましたが、この“翰林供奉”は官職ではなく、「官職を待つ」という身分でした。

それも二年足らずに終わりました。

李白一生一次也没当过官。

(确实,在公历742年被唐玄宗皇帝派人征召入京,以“翰林供奉”呆在宫中。

但这“翰林供奉”并非官职,只是个“候补官职”的身分。

而且不到两年就不了了之地结束了。)


聴き方がわからない方はこちらから聴いてみてください

 

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コメント

投稿: 三浦 | 2009/11/17 20時38分

もし良かったら、
「柳」りゅうっていうのは「留」りゅうと発音が近いから、お互いに忘れないで、いつまでもその思いを心に留めておこう、
の参考文献を教えてもらえませんか?
良かったらお願いします!!

投稿: 通りすがり | 2009/11/24 13時26分

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