2007/05/12

漢詩『春夜洛城聞笛.李白』中国語朗読と古詩今釈(日本語と中国語)


春夜洛城闻笛 (唐)李白


谁家玉笛暗飞声,

散入春风满洛城。

此夜曲中闻折柳,

何人不起故园情。


古詩今釈:(小雨)

古诗今译:

ある春の夜、昼間の喧騒から静まりかえった大都会“洛陽”の町に、

どこからともなく密やかに聞こえてくる笛の音。

まるで美しい玉の音色。

在一个春天的夜晚,当洛阳这个大都市好不容易从白天的喧哗

走向深夜的寂静时,不知是从哪儿微微传来了一个笛声。

啊……多美的笛声!有如玉石般的清脆。

李白の全身に電流が走った。

李白心头不由得一震。

だれが、何のために、こんな夜更けに吹いているのだろうか?

是谁? 为何? 在这人静夜深里吹起了笛子?

私とおなじく旅人であろうか。

一定是位跟我一样的游子吧。

聞いているうちに惜別の曲「折楊柳」も流れてくるではないか。

何と切ない望郷の念を起こさせる別れの曲だろうか!

啊!传来了《折杨柳》的送别曲。那令人心酸的曲调啊!

李白は耳を澄まして聞き入った…

李白竖起耳朵听得入了神……

その音色が春風に乗って町中の旅人たちに届いているだろう。

这笛声大概已经让春风吹满了整个洛阳城,吹进了每一个

游子的心中。

どんな気持ちで聞いているのだろうか?離れた故郷、別れた友

人を思い出すに違いないだろう。

在这不眠的深夜里,都是以什么心情在听呢?

那远离的故乡,惜别的亲人,一定又一次浮现在眼前吧。

李白は万感胸に迫る思いに浸ってゆく…

此时此刻的李白,心中波涛汹涌,百感交集,

他的心早已回到了故乡……


★(注)


「折楊柳」という習慣は「柳 
liǔ」と「留 liú」の発音が近いから、

お互いに忘れないで、いつまでもその思いを心に留めておこう

という気持ちからの由来だと言われています。

古人送别时“折柳”也叫“折杨柳”的习惯,

据说是因为“柳 ”和“留”字是谐音(发音很近),

故折柳送行以表“留念之情”。


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2006/11/18

『何日君再来』歌詞朗読と日本語訳文


何日君再来   日本語訳文:(小雨訳)

(一)

素敵な花はめったに咲かないよ、

奇麗な景色は一瞬に消えてゆく。

笑顔を見せたいのに、

なぜか涙がこぼれる。

今宵別れると、

いつ帰ってきてくれるの。


飲んでよ、おかずも食べて、

人生に燃える時は何回あると思うの、

今を大切にしないと。

セリフ(略)

今宵別れると、

いつまた会えるの?

(二)

「陽関三畳」を歌わないで、

お酒を注いであげる。

この心を言葉で伝えたい、

あなたの胸を暖めてあげたい。

今宵別れると、

いつ帰ってきてくれるの。


飲んでね、たくさん食べて。

人生に燃える時は何回あると思うの、

今を大切にしないと。

セリフ(略)

今宵別れると、

何日君再来?!

テレサ.テンの《何日君再来》のカラオケ

費玉清の《何日君再来》を聴く


小雨の一言:


日本語:

1936年、作曲家の劉雪庵が卒業した上海音楽専門学校の
同窓会でこの曲を即興創作しました。

タンゴ風で、ダンスをするためでした。

その時、自分の人生がこの曲のせいで大きく変わるのを
知る余地もなかったでしょう。

あまり奇麗な曲だったから、後ほど歌詞を付けられ、
映画の主題歌になって(周璇が歌った)、一挙大ヒットしました。

話によると、当時大人から子どもまでみんな歌えましたが、
歌詞の中にたくさんの古文が有ったから、本当の意味はあまり
知られていませんでした。

そして、当時正に日中間戦争の最中なのに、
日本語カバー曲もすぐできて、日本全国この歌に沸きました......

1957年、中国音楽学院の副院長にもなっていた彼は
「エロな曲で、植民地の支配に貢献した。」というような罪名で
「右派分子」に、さらに文化大革命中に酷く批判され、両目失明、
ホームレスまで、悲惨そのもの......

本人死後の1986年に(1985年死去。享年80歳)ようやく
名誉回復になりました。

人の運命って分らないものですね。

たかが一曲の歌だが、これこそ「運命」というものかと、
思わず「愁堆解笑眉 、牢牢撫君懷。」の心情になりそう。

中国語:

1936年作曲家刘雪庵先生在上海音专的同窗会上
即興創作了一首探戈乐曲,同学们在这轻松愉快的
乐曲声中,跳起了探戈舞......

当时的刘雪庵哪里会想到就是因为这一时的欢乐,
而改变了自己的一生。

因为此曲太动听,后被填上了歌词,成了电影的主题歌,
一下子轰动了全国。

据说当时大人小孩儿都会唱,但因歌词里很多是古文,
大多数人只是辖哼哼,而不解其意。

更令人不可解的是,当时日中间战争正走向白热化阶段,
但此歌立即被翻唱成日语,连日本全国也陶醉在此歌声中......

1957年,当时已是中国音乐学院副院长的刘雪庵先生
被打成了右派分子,文化大革命中更是被残酷批斗,
以至双目失明,流落街头,其惨状不忍目睹......

其人死后的1986年(1985年去世。享年八十岁。)
才终于得到平反。

真是「天有不测风云,人有飞来祸福。」

什么叫着「命」? 这就是「命」吧。

写到此,不由得产生了一种「愁堆解笑眉,牢牢抚君怀。」的心情。


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2006/10/29

『陽関三畳』の解釈と日本語訳文(二)(前回の続き)

  
『陽関三畳』の解釈と日本語訳文(二)(前回2006年9月17日の続き)(小雨訳)


☆ 
『陽関三畳』の中国語本文は(2006年09月06日)に発表しました。

 ピンインの声調記号がよく見えないなら、「メニューバー」の「表示」をクリックして、
   「文字サイズ」を一番大きいサイズに選んでください。


二叠(二番)

21.    依依(yīyī):形容留念,不忍分离的样子。  
           (名残を惜しむさま。思い慕うさま。)

22.    顾恋(gù liàn):顾念;留恋。(思いをかける。)

23.    不忍离(bù rěn lí):不愿意离开。(別れを惜しむ。)

24.    泪滴(lèi dī):眼泪滴下来。(涙がしたたる。)

25.    沾巾(zhān jīn):沾湿手巾。形容落泪之多。  
    (手ぬぐいが涙にぬれる。)

26.    感怀(gǎn huái):心里有所感触。感伤地怀念。
      (心に感じて思う。)

27.    思君(sī jūn):想对方。(君を思う。)

28.    十二时辰(shí èr shí chén):中国古代记时间的单位。
                  一个时辰是两小时,十二时辰是24小时。
             (中国古代時間の計り方。一時辰は2時間で、
                 十二時辰は24時間です。)

29.    谁(shéi)(shuí):(だれ)

30.    相因(xiāng yīn):相互依靠。(おたがいに頼りになる。)

31.    谁可相因(shéi kě xiāng yīn):跟谁可以相互依靠呢?
                         (誰とおたがいに頼りになれるか。)

32.    日(rì):一日中。(一日中。)

33.    驰神(chí shén):(心神)向往。老是想着对方。
     (‘君に’心を向ける。)



三叠(三番)

34.    旨酒(zhǐ jiǔ):味美的酒。好喝的酒。(旨いお酒。)

35.    醇(chún):一般指纯度很高的酒。在此是描写心里状态
    达到很高的境界―心醉。(心が酔う。)

36.    未饮心已先醇(wèi yǐn xīn yǐ xiān chún):酒还未喝
                                                心已经先醉了。
    (お酒をまだ飲んでいないうちに既に酔った。)

37.    载(zài):乘。骑。(乗る。)

38.    驰(chí):让马跑得很快。(馬を速く走らせる。)

39.    骃(yīn):浅黑色毛里带有白色毛的马。
   (どろあしげ。浅黒い毛に白い毛のまじった馬。)

40.    何日(hé rì):什么时候。(いつの日か。)

41.    言(yán):说起。(話す。)

42.    旋(xuán):归来。(帰る。)

43.    轩(xuān):贵人乘的车,古代一种带顶盖的车。
                       (大夫以上の貴人が乗る車。)

44.    辚(lín):〈书面用语〉象声词.车行走时的声音。
                                  (車のひびく音。)

45.    能(néng):(できる。)

46.    酌(zhuó):饮酒。倒酒。(お酒を注ぐ。)

47.    巡(xún):(量词)次。回。(量詞.回)

48.    几多巡(jǐduō xún):多少回?(何回。)

49.    千巡有尽(qiān xún yǒu jìn):喝上千回酒宴也还是要结束的。
                                           (千回飲んでも尽きがある。)

50.    寸衷(cùn zhōng):心情。心。(気持ち。心。)

51.    泯(mín):消灭。忘记。(なくなる。)

52.    难泯(nán mín):难忘。(忘れられない。)

53.    无穷的(wú qióng de):(無限の。)

54.    伤感(shāng gǎn):(感傷)

55.    尺素(chǐ sù):信。(手紙)

56.    申(shēn):说。叙述。(語る)

57.    频(pín):频繁的。(頻繁に)

58.    如(rú):(~のように)

59.    相亲(xiāng qīn):相互关系很亲密。
                             (親しみ合う。仲よくする。)

60.    噫(yi):(古代用的感叹词)表示一种悲伤的感情。
   (古代の感嘆詞.感傷的な気持ちを表す。あ~)

61.    从今一别(cóng jīn yì bié):(今日から別れる。)

62.    两地(liǎng  dì):(別々の所。)

63.    相思(xiāng sī):(おたがいに思う。)

64.    入梦(rù mèng):(夢に入る)

65.    频(pí):(頻繁に)

66.    闻雁(wén yàn):听到雁的叫声。(雁の鳴き声が聴こえる。)

67.    来宾(lái bīn):有客人来。(お客さんが来る。)




小雨の一言:


この『陽関三畳』の解釈をやっと終えたなあ、という気持ちです。

《阳关三叠》的解释好不容易弄完了。总算松了一口气。

参考になるサイトはまったく見つかりませんし、辞書を引いても、載っていないものがほとんどでした。

找不到可以参考的网页,查不到需要的单词。

とにかく、家にある辞書をフル活用しました(中国の辞書とか、漢和辞典とか)。

总之,翻遍了家里的词典(中国的词典,日本的「漢和辞典」等)。

また正確な意味が分っていても、パソコンが下手で、入力が上手く行きません...

另外,意思弄明确了,电脑又不行了......

あ~、分厚い辞書を作った方に脱帽します。

啊~,向编了这么厚的词典的人脱帽致敬!

その方たちの苦労が少し分りました。

真是「历苦辛,历苦辛,历历苦辛」。

この『心声』のサイトが続けられるのも私個人の努力だけではありません。

《心声》这栏目能够持续下来也不是我一个人的努力。

管理人のyouguiziさんのサポートがなければ、とっくに終わっていたでしょう。

没有管理人youguizi的后盾,可能早就结束了。

パソコンを教わったり、日本語の文章を訂正してもらったり、一緒に苦労してきました。

又教电脑,又改日语文章,一起忙得个不亦乐乎。

本当にありがとうございます。

不胜感激。

youguiziさんのサポートが続く限りやっていこうと思っています。

只要Youguizi的后援还继续,我也努力干到底。

友情の有難さに感謝します。謝謝!

友情可贵!

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2006/10/22

宋詞『小重山』(南宋岳飛)朗読と日本語訳文


以下の『満江紅』もお聴きください(4月4日の再放送です)


『小重山 』 岳飞


昨夜寒蛩不住鸣。

惊回千里梦,已三更。

起来独自绕阶行。

人悄悄,帘外月胧明。


白首为功名。

旧山松竹老,阻归程。

欲将心事付瑶琴。

知音少,弦断有谁听?


日本語訳文:(小雨訳)

昨夜季節外れの蟋蟀が鳴いた!
驚いて起きた、
もう夜の中。
ずっと夢を見ていたのか?
故里に帰る夢は...
階をうろうろ廻って、誰一人もいない、
ただ簾外の月が明るく照らしてくれた。

~~~~~

白髪になってなんのためだったのか!
故里の松と竹も私を待ちきれず
老いただろう。
帰りを阻む奴らは!

怒りを琴に当て激しく弾いた。
しかし、
「知音」がすくない。
だれが分かってくれようか、
絃が切れるほどでも。

小雨の一言:

岳飛、この偉大な名。同時にまた中華民族の歴史上の一大悲劇だと思います。
飞,这个响亮的名字。同时我又觉得他是中华民族历史上的一个极大的悲剧。

英雄は誰でも戦場で死にたいでしょう。しかし、岳飛はその「精忠報国」の「国」によって殺されたのです。

一个英雄谁都想死在战场,但是岳飞却是死在他「精忠报国」的「国」之手。

この事を思うと、「怒髪冲冠」、万丈の思いになります。

一想起这等事,就不由得悲愤交加,怒发冲冠。

なぜ? なぜ? なぜ?

为什么? 为什么? 为什么?

だれか教えていただけますか。

谁能告诉我?

中国歴代の統治者が自分の利益のため、1人の国民を殺すのには、確かに罪名は要りません。

中国历代统治者为了自己个人的利益,要杀一个人是随心所欲,不需要任何罪名。

岳飛は「莫須有」すなわち「罪名の要らない」罪名で殺されたのでした。

岳飞就是以「末须有」的罪名被杀害的。

世の中にこんな理不尽なことはありますか?

世上竟有这等岂有此理之事。

この『小重山』の詞を読んでも分かりますが、岳飛の一生はただ国を守りたい一心で、外国の侵略者を追い出したい、侵略者の手に落ちた故里を救いたい一心でした。

读了岳飞的这首《小重山》也可以看出岳飞的一生只是想保家为国,还我江山。

これは罪でしょうか?
有何罪?


嗚呼!真理を返せ!

呜呼! 还我真理!

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2006/10/04

中秋節の名詞『水調歌頭』(宋)蘇東坡


『水調歌頭』の日本語訳文:(小雨訳)


神様、この酒を捧げるから、教えてよ。
月はいつからあったのか?
月の世界は今夜何年であろうか?
私は風に乗って月に帰りたいが、
しかし、
その玉の宮殿の寒さにもう耐えられないだろうね。
月の光の下で舞い、我が影は一緒に踊ってる。
まあ~、人間の世界はまだ住みやすいだろう。

~~~~~~~~

月の光は華麗な楼閣を回り、しだいに
低い窓と眠れない私まで照らしてくれた。
月よ月、人間に対して恨みはないだろうね、
どうして人が離れ離れのとき君は丸くなるの?

月が応える:
人間は悲しみがあれば、楽しみもある、
別れがあれば、出会いもあるじゃないか!?
月も曇りと晴れがあり、満月と新月もあるよ。
天上も人の世も完璧にはなり難い。
そうだね…


ただ願う!この世の人々が
いつまでも元気で長生きすることを。
たとえ千里離れていても、

同じ月の美しさを楽しもうよ。


小雨の一言:

時の経つのは速いものですね。
时间过得真快。

一年に一度の中秋節がもうそろそろです(今年は10月6日金曜日です)。

一年一度的中秋节马上就要到了(今年是10月6号星期五)。

中秋節と言うと、自然に蘇東坡の名詞『水調歌頭』が頭に浮かびます。この詞以上のものはないと、だれもそう思っているでしょう。

说到中秋节,自然会想起苏东坡的『水调歌头』。
谁都会认为没有比这更合适的了。


丙辰年(中国宋代、紀元1076年)の中秋節、蘇東坡は朝まで痛飲し、大いに酔って、この詞を書き下ろしました。

丙辰年(中国宋代、紀元1076年)的中秋节,苏东坡饮酒通宵达旦,大醉,作此篇。

当時の蘇東坡は密州(今山東省諸城県)に左遷中の身で、政治に対しての不満と弟の蘇轍(号:子由)に6年も会えなかったことに胸が一杯でした。

当时的苏东坡正被贬到密州,对政治的不满和跟弟弟苏辙6年也见不上一面的伤感,使得这位大诗人心中愤愤不平。

詞の前半は自分が仙人になったつもりで、いっそこの不公平な世を去り、月に帰ろうかと、幻想的な世界に吸い込まれてゆく...

词的上阕是幻想自己是个仙人,那么就干脆回到月宫中去吧,离开这个不公平的人世......

でも、もう凡人になった自分は月の寒さに耐えられないだろうと、あきらめました。

可是,已经成了凡人的我大概已经忍受不了那月宫的寒冷,还是算了吧。

詞の後半は月に不満を持ち、“君は人間に対して恨みはないでしょうね?どうして人間が孤独なときだけ丸くなるんですか...”

词的下阕是责问月亮,“你不会对人有什么不满吧,那为什么总是在人们离散的时候,你圆圆的?......”

もしこの詞が不満のままで終わったら、ここまで人々に愛されることはないでしょう。

如果这首词只是表达出了一种对现实的不满情绪,也不会这样地被人们所喜爱。

蘇東坡はやっぱり蘇東坡です。

苏东坡毕竟是苏东坡。

凄いのは自分がとても不遇な状況に置かれているけど、自分だけの悲しみに浸かっていることなく、代わりに世の中の人々に幸せになってほしいと願うところです。

他好就好在虽然自己处于不利的状态,但并不是只陷在自己的悲伤之中,而是希望自己的不幸能化为众人的有幸。

最後の“但願人長久、千里共婵娟。”の名句は中秋節の代名詞になっています。

最后的“但愿人长久,千里共婵娟。”已成了中秋节的代名词。

当時、蘇東坡は地方官でもあるから、庶民たちに“蘇青天”、“蘇公”など最高の敬語で尊敬されていました。

因为苏东坡当时也是一名地方官,所以老百姓都称他“苏青天”、“苏公”等,非常爱戴他。

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2006/09/17

『陽関三畳』の解釈と日本語訳文


陽関三叠  王維詞 古琴曲 (小雨訳)


一叠 (一番)

渭城の朝の小雨は埃を流し、

旅館の柳も色青々しく一新した。

君よ、もう一杯お酒を乾杯しよう、

陽関を出たら、古い友人はもういないよ。


これから1人で万里の旅が始まり、

渭水の埠頭で何回も乗り換えるだろう。

道を急ぐ気持ちは分るが、

何より辛い旅、辛い旅だよ!

苦労に苦労を重ねて、

体を壊さないように気をつけてよ。


二叠 (二番)

(赤い色の四句を繰り返し)

別れがつらい、

胸がつまり、涙が溢れ出る。

君の事は忘れられないよ、一日24時間に。

これから誰を心の支えにしていいか?

さまよう、さまよう。


三叠 (三番)

 (赤い色の四句を繰り返し)

旨いお酒、飲まずにもう酔ったよ、

君が白黒の馬に乗って出発するが、

いつ帰りの車の音を聞かせてくれるか?

また何回飲める???

千回飲み尽くしても、

この気持ちは尽きないよ。

無限の感傷。

これから手紙で語ろうね、

書く、書く、手紙に気持ちを託そう。


あ~、離れ離れになって、

夢の中でも時々会おうね。

いつか雁が君の帰りを伝えに来るのを

ずっと待つよ。


☆単語解釈(中国語と日本語)


1.    渭城(wèichéng ) : 地名。在今陕西省咸阳市东北二十

里。 唐代时,从长安去西域,先乘船走渭水,然后换马出

阳关。渭城是第一个渡口。一般送友人去西域,从长安送

到渭城,在这儿举行告别宴会。


2.    朝雨(zhāoyǔ):清晨下的小雨。(朝の小雨)


3.    浥(yì ): 沾湿。湿润。( 潤す)


4.    轻尘(qīngchén):很轻的尘土。(軽い埃)


5.    客舍(kèshè):旅馆(旅館)


6.    青青(qīngqīng):强调颜色非常青。(いかにも青く見え

るようす。)


7.    柳色新(liǔsèxīn):杨柳树的颜色变得很清新。(柳の

色が新しくなること。)


8.    劝君(quànjūn):劝您。君是对人的尊称。(君に勧む)


9.    更尽(gèngjìn):再次喝完。(さらに飲み干す)


10.  一杯酒(yì bēi jiǔ):(一杯のお酒)


11. 西出阳关(xīchūyángguān):阳关在渭城以西,所以叫西

出阳关。(西の陽関を出る)


12.    无故人(wúgùrén):没有老朋友(古い友人はいない)


13.    遄行(chuánxíng):速行(道を急ぐ)


14.    长途(chángtú):路程遥远的;长距离的(長距離の)


15.    越渡(yuèdù):越(关)、渡(水)。(関を越える、河を渡

る。)


16.    关津(guānjīn)〈书〉:关口和渡口,也指设在关口或渡

口的关卡。(関所と港の入口)


17.    历(lì):经过(時がたつ)


18.    苦辛(KǓxīn):劳苦艰辛(苦労)


19.    宜(yí):应当(...すべきである)


20.    自珍(jìzhēn):自爱;珍惜自己的身体。(自愛、体を大

切にする)

 

注: 二番以後のは2006年10月29日に発表いたしました。

   中国語本文は2006年09月06日に発表いたしました。


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